約 1,497,398 件
https://w.atwiki.jp/aniki_soko/
本サイトは、あにき一家のためのあにき一家たるサイトです。 どなたでも編集可能ですが、常識の範囲内でマナーは守ってくださいね。 @管理人から一言 流行のwikiたるものを触ってみたく、作成してみました。 ちょっと触ってみた感じ、なれるまで難しいね(゚∀゚;) まぁ触ってみてくださいww まだまだ試作段階です。。あしからず。 history 取得中です。 counter Today - Total -
https://w.atwiki.jp/syota_renkei/pages/37.html
708 名前: るぅ ◆mF8BBK4jWU 投稿日: 2006/05/31(水) 12 39 32 同キャラ3onのチーム名募集ノ∀`) 気が付けば明日エントリーだったーw 709 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 12 55 30 708 701-707 ショックシャイニングショタ で 710 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 13 13 49 アブノーマルなノーマルカラー達 711 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 13 15 27 エンゼるぅぅぅんランド鰤店 712 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 13 16 02 少年Nとるぅぅぅん 713 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 13 16 30 って、acho3onじゃなくて、同キャラ3onの方か 714 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 13 34 02 ウチが優勝したらショタって呼ばないでくださいね 715 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 13 48 00 ハリー・ショッターと鰤コスのプリンス 716 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 14 03 21 3ショタ ショタは一人だけ? (´・ω・`)知らんがな 717 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 14 25 08 ショックシャイニングショタ安定だお 718 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 14 33 25 Shock Shining Shota 頭文字とって トライS 719 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 14 46 36 洗脳とくならサイコドクターの昔の奴を見ることをお勧めしておきますね。 あと ∠⌒ヽ _0皿0_フ るぅはショタ~♪ (ル゚∀゚リノ /「つ目 ( `,ソv┃ .V .┻ 720 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 14 54 15 チーム名「ブリース・リー」 721 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 15 16 07 チーム名:変隊 722 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 15 19 23 昔からのれぅさんは絶対ショタだったと言い張る会 723 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 15 24 53 ショタか女の子かでチーム崩壊の危機ですが無害です 724 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 15 50 16 チーム:イッツショタイム!(・∀・) 726 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 16 32 41 「ショックシャイニングショタ」以外に何を選べと 727 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 16 33 13 Unlimited るぅぅぅん Works 728 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 17 01 11 ブリース・リー 729 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 17 35 46 「俺3onで優勝したらあいつと一緒になるんだ」 730 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 17 40 04 チーム名:恐怖を乗り越えた花京院るぅはショ隊 731 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 17 48 21 ルゥ様とお呼び! ショタだー!! 『るぅです』 ショタニーショー2006 どう見てもショタです。 732 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 18 05 09 初対面ズ ショタいMENs 733 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 18 13 15 鰤でも食ってろショタ これしかなくね 734 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 19 05 34 701-707のショックシャイニングショタ以外ないww 735 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 19 29 19 やたらショック(ry を推してる人がいるけどなんで? 736 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 19 54 23 735 完成度とるぅさんが出てきたタイミング 737 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 20 02 18 735 何となく勢いで 738 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 20 56 57 鰤っ子ショターず 739 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 21 05 59 俺はショ対面の奴にだってガッしちまう男なんだぜ 740 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 21 12 43 るぅエロス!!!! 741 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 21 25 46 辻ショタ 742 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 21 37 08 ムビーの曲 ENTWINのビタースイートとかどうですか? 743 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 21 48 32 Tendon sheath flame patients 744 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 22 45 35 サビしか知らない俺だけど、のれぅの日記に書いてあったように歌ってみた こなぁぁぁぁああああゆきぃぃぃぃいいいい ( ゚д゚ ) こぉころぉおまでしぃぃろくぅぅうう ( ゚д゚ )の部分で「こっちみんな」とか絶対知らないような人が 「こっちみんな」って言ったとき、流石にるぅはしょただと実感しました 745 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 22 52 09 チーム「鰤は女の子なのか?るぅはショタなのか?」 とか「るぅは女の子ですよ」でいい 746 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 23 01 29 チーム「るぅのしょたいけん」で 747 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/31(水) 23 40 38 おまいらるぅさん以外を完全無視ですねwww 771 名前: るぅ ◆mF8BBK4jWU 投稿日: 2006/06/01(木) 13 26 16 エンゼるぅぅぅんランド鰤店 ウチが優勝したらショタって呼ばないでくださいね ハリー・ショッターと鰤コスのプリンス 3ショタ ショックシャイニングショタ トライS(↑) 「ブリース・リー」 (何故か2票) 変隊 昔からのれぅさんは絶対ショタだったと言い張る会 ショタか女の子かでチーム崩壊の危機ですが無害です イッツショタイム!(・∀・) Unlimited るぅぅぅん Works 「俺3onで優勝したらあいつと一緒になるんだ」 恐怖を乗り越えた花京院るぅはショ隊 ルゥ様とお呼び! ショタだー!! 『るぅです』 ショタニーショー2006 どう見てもショタです。 初対面ズ ショタいMENs 鰤でも食ってろショタ 鰤っ子ショターず 俺はショ対面の奴にだってガッしちまう男なんだぜ るぅエロス!!!! 「鰤は女の子なのか?るぅはショタなのか?」 「るぅは女の子ですよ」 「るぅのしょたいけん」 /ヽ、 、 ` 、 ` 、 ` 、 `ー..、 ,イ ' , ヽ、 ヽ、 ヽ、 ` 、 ヽ ` く_ : 何 : / ! ' , ヽ、 ヽ、 ヽ、 ヽ、 ヽ フ : こ. : : が : / ! ' ; ヽ、 ヽ、 ヽ、 ヽ ヽ 、--く. : の : : 何 : / ,' l ' ; ヽ、 ヽ、 ヽ ヽ ヽ ヽ、 ヽ、. : ス : : だ : /! i ハ ' ; `ヽ、 ヽ ヽ ヽ ヽ、 `ヽ、 : レ : : か : //! l / ハト、 ヽ ヽー、 ヽ ヽ、 ヽ ヽ ヽ ヽー‐ヽ、: : : : : l l ハ ;' |., =、 ゝヽ. `ー,=、ヽ ヽ ヽ ヽ \ ヽ、 : : : : わ : ! l ! ,! K( }ヽヘ ヽ. ヽl!l } )、 ヽ ヽ 、 ヽ`ヽ : : : : か : ! l l } !ゝニ彡! ヽ、、 ヽニ´彡 ! ! ! ヽー、 \ ら !ハ ! !. `´ / `ヽ  ̄ ヽ lヽ ! 、 ヽゝ`ー‐` な }! {. ,' l! ! ヽ、! 、 ト、ミヽTー――- 、 い ,.」! ハ ト、 ヾ ‐- l ! ! ヽ、 ト、 !. / ヽl ` -、 / l ! ', ',. _ ___ } i ∧ ! ヽ、ヽ / / / \ / !l ヽ ト、 `ー―`‐ /! i / ヽ l `ヽ/ /l / / ヽ、 | ヽ ヽ ! ヽ、 ー‐ , ' !/ ヽゝ、 / / l / | ヽ ! ', ヽ. ヽ ,....' ! ノ ヽ! / ./ l / ,' l ヽ 〉、 , ヽ __,∠ __ , --、,-、 // ll / , ! , -― 7´ , r―‐'´r‐' ´ `ー‐く/ l / !
https://w.atwiki.jp/otogeparo/pages/46.html
灰色の分厚い雲が空全体を覆い隠す。 その日は朝と夜しかなかった。 光度計式の街灯は一日中点灯し続け、鉛色の雨を照らしていた。 激しく地面に打ち付ける雨のせいで、時間的にはまだ夕方に当たるこの時間でも、商店街の店の殆どはシャッターが下ろされ、店の中の光すらも大通りには届かない。 その通りを、小さな少年が傘も差さずに壮快な音を立てながら駆け抜けていた。 「朝はあんなに晴れていたのに、何でこんなにいきなり降り出すんだよぉ!」 実際、午前中までは見事に空は晴れ渡っていた。 それなのに、世界が裏返ったかの様に急に天候は崩れ、この少年は曇天の中を走る羽目になってしまったのである。 「こんな事なら撮影所に皆と一緒に止まれば良かったかな」 次第に文句を言う対象が天候から自分の愚行へと変化して来ている。 「う~冷たい…」 遂に文句が弱音に変化してしまう。 走る歩幅も狭くなり…やがて、その足を止めた。 疲労の為では無い。 (何だろう、この音…) 「アコーディオン…かな?」 旋律を奏でていると言うより、ただ無造作に音を出している様な音色だった。 何故だか、その音に不思議と引き寄せられる様に、もう一度歩き始めた。 (とても、悲しくて…とても、優しい音色) 楽器なんて誰が弾いても同じ音しか出ないと思っていた。 初めて知った、“生きている”音楽。 そして、出会った。 「君は―」 公園のトンネル遊具の中で、力無く鍵盤を叩きながらポンプを動かしていた。 大きなシルクハットや肩まで真っ直ぐに落ちた金色の髪からは雫が零れている。 しかし、手に持っているアコーディオンには濡れている部分は殆ど見られない。 この雨の中、必死に庇いながらここまで来たのだろう。 それも、自分と殆ど変わらないこの小さな子供は。 少なくとも、自分の存在にはまだ気付いていない様だ。 (ここ。酷く、寒い…) 「ねぇ…」 子供の肩が一瞬縦に震える。 やはり、今初めて自分の存在に気付いた様だ。 「そんなに濡れた身体でこんな所にいたらあっという間に風邪引いちゃうよ。家に帰った方が良いと思うよ」 この子供にとって、アコーディオンが自ら庇う程に大切な事は分かる。 しかし、たとえそうであってもこの子供の身体が壊れてしまっては元も子も無い。 それとも… 「ひょっとして…家に帰りたくないの?」 もう一度肩が一瞬縦に揺れ、鍵盤を叩く手が止まる。 図星なのだろう。 (家出、なのかな…) だとすれば、自分がこうして話し掛ける事すらも野暮なのだろうか。 それでも… (このままだと、この子が死んじゃうよ) この場所がまるで本当の洞窟ではないかと思えてしまう程、この辺りの温度はどんどん下がって来ていた。 (このままじゃ、駄目だ…!) 「じゃあ、僕の家に来れば良いよ」 この時、初めて目が合った。 単純にこの辺りが暗いからなのか。 それとも、この子供の眼にはもう生気は無いのか、一切の輝きを失っていた。 少年の目には、この子供は人形で、本体はアコーディオンであるかの様に映った。 「何があったかは聞かない。でも、君が壊れちゃったら意味が無いから。だから…ね?」 冷たくなった自分の手を差し延べて、子供の手を取る。 その手は自分とは比べ物にならない程に冷たかった。 「…っ!」 「やっぱり、こんなに冷たくなってるじゃないか。ほら、僕の手でも暖かいだろ?」 「…うん」 俯いてしまい、縁の広いシルクハットに隠れてその表情の奥まで見えなかった。 でも、少しだけ眼に光が戻った…気がした。 「後はそのアコーディオンだよね…。そうだ!」 言うが早いか、少年は自分が着ていた長めのコートを脱ぎ始める。 「君はこれを傘にすれば良いんだよ。もう濡れちゃってるけど、頭から被って両手でアコーディオンを抱えれば、少しはマシだと思うから」 「でも…」 「僕なら大丈夫。これ以上濡れたって一緒だよ。家までそれ程遠くも無いし」 「……………ありがとう」 「あ、そうそう。その前に…」 「え…?」 「僕はケビン。君は?」 「あ…。えっとね、セシルって言うんだ…」 公園から家まで遠くは無かったとは言え、アコーディオンを守りながら走るのはなかなか困難だった。 途中何度か転びそうになり、その度にケビンが身体を支える。 同じ事を繰り返している内に、いつの間にか雨は止んでいた。 何を苦労していたのか分からなくなり、家に着いたと同時に何故かお互いに笑いが込み上げて来た。 (な~んだ…普通に笑えるんじゃないか) 「入って。このままの格好じゃ風邪引いちゃうから」 「ありがとう。でも…」 「ん?家の事は大丈夫だよ。今親は仕事で出払ってて当分は誰も居ないし、僕もいつも仕事があるから。…実際、ただ寝るだけの様な場所なんだよ」 「仕事…。君が?」 「うん。僕はね、映画やドラマの役者として働いてるんだ。…まだ、主役を張れる様な凄い奴じゃないんだけど」 「役者…ケビン……?」 「何?」 自分の名を細々とした声で呟いたセシルにケビンは振り返る。 「あ、ううん…。何度か聞いた事のある名前だったから」 「ホント!?」 「うん。何回か映画で見た事あると思う。…いつも、凄いな…って思ってた」 「えへへ…そう言って貰えたら嬉しいな」 混じり気の無い、純粋な笑みをケビンは向ける。 「っ…!」 (あ、あれ…?) 何故か眼を逸らされてしまう。 「…そ、そうだ。早く身体を暖めないと。お風呂、先に使ってて良いよ」 「でも、君は…?」 「君の着替えとか、持って来ておくよ。暖炉の前に置いておくから」 「う、うん…」 そう言って、ケビンは脱衣所の扉を閉める。 出来る限りの『大丈夫』を振り撒く。 帰り途中に気付いたのだが、セシルは他人が心配する様子に極端に敏感なのだ。 だから、『客』であるセシルに余計な…心配を掛けてはいけない。 (でも、どうしてだろう…) ケビンにはそれがセシルが家に帰りたがらない理由に起因する様に思えた。 (ううん、それよりも…) 何故自分はセシルをここまで気に掛けるのだろうか。 今日初めて出会う、お互いに何も知らない状態だったにも拘らず、自分はセシルの事をもっと知りたかった。 それは、お節介から来るただの好奇心では無く、何か別の…何処かむず痒くなる様な不思議な気持ちからだった。 色んな作品に出演して来たケビンだが、そんな中でもこんなに不思議な気持ちになる事は無かった。 それとも、これは演じていないからこそ感じる事が出来るのだろうか。 (なんだ…。僕って結局何も知らないんだ…) よく監督に「登場人物に成り切れ」と言われるが、ただ分かるのは台本に書いてある文字しかない。 紙面の上にプリントアウトされた文字よりも奥深くを、ケビンは探り当てる事が出来無い。 (ただ数を増やせば良いってものでも無いんだろうな、きっと…) 同じ舞台によく出演している、少し年上の先輩曰く、「経験が足りない」のだそうだ。 その『経験』と言う言葉がそのまま出演数に繋がる訳では無い。 その事について話すと、「ゲームでいくら弱い敵を倒しても、経験値は殆ど手に入らないだろう」と言われた。 つまり、自分は物語が始まって間も無い最初の部分で延々と弱い敵を無駄に狩り続けている状態なのだろう。 詰まる所、自分はまだまだ幼いと言う事。 卵から孵ったばかりの、小さな小さな雛でしかないと言う事。 (僕に、分かる時は来るのかな…) 「どうしよう…」 幾つか畳まれた衣類の前で、ケビンは腕を組んで唸っていた。 いざセシルの着替えを用意しようとしたら、思わぬ所で障害にぶち当たった。 「セシルって、男の子なのかな…。それとも女の子なのかな…?」 『セシル』と言う名前は、男性(Cecil)にも女性(Cecile)にも使われている。 セシルの容姿が中性的な事もあり、男性用と女性用とどちらの服を出せば良いのかが分からなかった。 いや、上着はこの際考えないとして、問題は下着の方だった。 何も考えずに自分のを貸し与えて問題無いのか。 仮にセシルが女性である場合、どれだけの抵抗があるのかは計り知れない。 そもそも、性別を間違えると言う事自体が失礼である。 「だからと言って、下に何も穿かせないって言うのも…」 大問題である。 「いっその事本人に…聞ける訳無いよね。でも、早く持って行ってあげないと…」 既に暖炉の炎で衣類は十分暖まっている。 同時に、セシルが風呂から上がる時間を指している。 「…よし」 セシルに差し出すつもりだった服の下に下着を忍ばせた。 「持って来るものを間違えた事にすれば、少しはマシだよね」 両腕で衣類を抱え、脱衣所へと急ぐ。 まだそれ程時間は掛かっていないので、セシルはまだ浴室の中に居る。 「ごめんね。遅くなったけど、着替えはここに置いておく……」 筈だった。 「から………」 「あ…」 「あれ……?」 この場の空気が写真の中の世界の様に凍り付いた。 ケビンはドアノブに手を掛けたまま。 セシルに至っては、タオルを身体に巻く直前。 極端に言えば、何も身に付けていない状態だった。 セシルは今の状況を理解出来ず、ケビンはセシルの白く透き通った肢体から眼を離す事が出来ずに固まってしまう。 水弾きの良い金色の髪や指の先から雫が零れ落ちる。 証明に照らされて、水滴が淡い光を放っていた。 「えっと…」 「あ、その…ごめん!まさかもう上がってるって思わなくて…!こ、ここに置いておくから!!」 先刻言った言葉と全く同じ事を言いながら、ケビンはその場を逃げる様に(実際逃げている訳だが)退散する。 そのまま自分の部屋まで走り込み、思い切り扉を閉めた。 (びっくりした…。まさかもう上がってたなんて…。でも、セシルは男の子だったなら、良かったのかな…) 「いやいやいや!駄目だよ!!」 恐らく今ので性別が分からなかった事がバレてしまった筈だ。 これから彼と接する上では、今の状態は非常に気まずい。 間違いなく印象は悪くなっている筈だ。 「でも、きれいだったな…」 同じ性別である筈なのに…いや、同じ性別であるからこそ、セシルの身体には眼を奪われる。 真珠の様な…と言えば良いだろうか、儚く繊細な光。 「はっ、な…なな、何考えてるんだ!僕は!!」 同性の、自分と殆ど変わらない少年に見惚れる事そのものが既に問題である。 それも、今日初めて出会った少年に。 (僕、どうしちゃったんだろう…) 頭の回転が利かない。 部屋の冷気が全く気にならない程、顔の血が滾っているかの様に熱い。 胸が締め付けられる。 「…こんな事してる場合じゃないよね」 文字盤の光る時計を見上げると、既に夜の始まる時間だった。 昼間が余りにも暗かった為か、時間の感覚が上手く働かなくなっている様だ。 「ご飯、作らなきゃ…」 外からの光が殆ど入ってこなくなった頃、ケビンは力無く扉を開けた。 「あ…」 扉を開けた所でケビンは立ち止まる。 「セシル…」 自分が用意した衣服に身を包み、俯き加減に自分を見ているセシルが立っていた。 「ごめんね。ボクがいきなりお邪魔しちゃったから、君がこんなに大変な事になってるんだよね…?」 「へ…?ち、違う!違うんだ!!僕が…僕が、あんな失礼なことしちゃったから…」 「良いんだ。男の子か女の子か分からなかったんだよね。別に、気にしてないよ。よく間違われるし、慣れてるから」 「それでも、やっぱり僕が悪いよ。それに、家に来れば良いって言ったのは僕だから。君は、気にする事はないよ」 「ケビン…」 不安や心配をセシルに見せてはいけないと誓ったばかりなのに、早くもそれを破ってしまった。 しかし、先刻まで抱えていた妙な苦しみは和らいだ気がする。 身体が軽い。 背中に抱えていた大きな鉛を、その場に捨て去った様な、晴れ晴れとした気分にすら感じた。 「なんだかすっきりしてお腹空いちゃった。すぐにご飯作るから待っててね」 「駄目だよ。ケビンはお風呂に入らなきゃ。ボクが用意してるよ」 「ホント?じゃあ、お願いしようかな?」 「うん。ありがとう…」 「凄い…。どれもとっても美味しいよ!」 「た、大した事無いよ…。今日中に使わないといけないものばっかりを寄せ集めただけだし。…その、あんまり褒められると…逆に、恥ずかしい……かな」 「そんな事無いよ。もっと自信を持っても良いって。ほら、これとか…」 「あぅ……」 ケビンが風呂で身体を暖めている間に用意されていた料理はどれも逸品と呼べるものばかりだった。 一口一口料理を運ぶ度に、ケビンの口からは絶賛の嵐が巻き起こる。 その度にセシルは罰が悪い様な表情を浮かべながらも顔を赤らめていた。 褒め言葉だけで人一人殺せそうな程、ケビンはセシルを褒め倒す。 料理を食べ終えてケビンが幸せ気分を満喫している傍ら、ほぼ別の意味で満身創痍状態のセシルがテーブルに突っ伏していると言う非常に奇妙な構図が出来上がっていた。 初めてだった。 夜がこんなに楽しくなるのは。 一緒に色んな話をして。 一緒にテレビを見て。 一緒にゲームをして。 誰かと一緒に居て、これ程に楽しくなる。 (友達が居るって、こういう事なんだ…) 当然、撮影所や事務所にも友達は居る。 一緒に遊ぶ事もあるし、同じ舞台に立つ事もある。 それでも、セシルは何かが違う。 ただ楽しいだけでは無い。 一緒に居るだけで、何故か安心出来る。 身体が、心が、何かに満たされる。 自然と暖かくなれる。 (でも…) いつまでも一緒に居る訳にはいかない。 セシルがこの家に居る事は自分とセシル以外の誰もが知らない筈だし、親も心配しているだろう。 とは言え、自分にその話をする勇気が無い事も事実。 もっと一緒に居たい。 もっとセシルの事を知りたい。 そう思う事はいけない事だろうか。 (セシル…) 「ん?なあに?」 「あ…っと。え…?」 どうやら知らずの内にセシルの名前を呼んでいたらしい。 「あ、ううん。何でも無いんだ」 「そう…。あの、代わりにボクが聞いて良いかな?」 「え?」 「ボク達って、その…。ええっと…なれる、のかな?」 「何に?」 接続の悪い音響機器の様に、セシルの言葉は部分部分で途切れてしまっている。 何か良いづらい事なのだろうか、とセシルの様子から予想は出来た。 「なれるよね、と…」 「と?」 「と、友達…に!」 顔を真っ赤にしながら叫ぶセシル。 気が付くと、ケビンはセシルを両手で思い切り抱き締めていた。 「け、ケビン!?」 「なれる。なれるよ!」 「どうしたのさ、苦しい…よ!」 「ご、ごめん!」 そう言いつつも、ケビンはセシルから離れなかった。 「僕…嬉しくて、セシルがそういう事言ってくれたの、嬉しくて…!」 「え…?じゃ、じゃあ…」 「さっきも言ったじゃないか。僕達はなれるよ。きっと…ううん。必ず、特別な友達に!」 「あ…ありがと。…ありがとう」 「せ、セシル…?どうしたのさ!いきなり泣いちゃって…僕絞め過ぎちゃった!?」 ようやくケビンはセシルを開放する。 自由になったセシルは意外にも横に首を振った。 「そうじゃ無いんだ…。ボクも同じ。嬉しくて…嬉しくて……」 小さな嗚咽が聞こえた。 “友達”と言うものは在り来たりな言葉ではあるが、少なくともセシルにとっては特別な言葉である事に違い無い。 ひょっとしたら、今までセシルには友達が居なかったのかも知れない。 或いは… (悲しいよ、そんな事…) 同じ子供が違う状況下におかれている事実。 だとすれば。 自分は恵まれているのだろうか。 それとも… 「一緒に…寝よう?」 「…うん」 (幸せって、何なのかな?) (不幸って、何なのかな?) 暖房器具を一切取り入れていない部屋にある布団はある程度覚悟していたものの、想像以上に冷たかった。 折角の毛布も、こうも冷たくては後の温度差で身体を壊してしまうだろう。 「同じ布団で寝れば、暖かいよ」 「う、うん…」 同性とは言え、やはりセシルには誰かと同じ布団で床に付くのは抵抗があるのだろう。 逆に、ケビンには全くと言って良い程にそれが無い様だ。 或いは、役者と言う仕事に触れて、他人と接する事に抵抗が無いだけなのかも知れない。 そこがセシルの受け入れ難い部分であり、受け入れられない部分でもある。 (僕達って、ひょっとして歯車みたいなものなのかな) 同じ部分が突き出ていたり欠けていたりしては、決して噛み合わない、 凹と凸がバランス良く揃っていないと、何処かで反発して弾け飛んでしまう。 (同じじゃ無いから噛み合う事が出来るんだ) 「…へへ」 「どうしたのさ、いきなり笑いだして」 「ん…。僕達ってさ、考え方とか色々と違うのに、こんなに仲良くなれたじゃない?だから、まるで歯車みたいだなって」 「歯車?」 「うん。へこんでいる部分と突き出ている部分。きれいに揃って回っているな…って。んと…ほら、こんな風に」 説明する為にケビンは左手の指を丸めて穴を作り、その中に右手の指を一本一本入れ替えながらセシルに見せていく。 ケビンが得意気に見せる反面、セシルさはそれに納得しかねている様だ。 軽く俯いて、何故か頬がほんのりと赤くなっていた。 「そ、そんな感じなのかな。ボク達…」 「うん」 「あ、あうぅ…」 「?」 きっと何か違うものに見えたのだろうが、ケビンにはそれが 何なのかは想像も出来無かった。 「んーまぁいいや。でもさ、こうやって一つの布団に潜り込んで話すのって、何だかわくわくするよね」 「わくわく?」 「だって、なんだか僕達だけの秘密の遊びって感じがして、これから朝まで何が起こるんだろうって。そう考えると、まるで悪戯する時みたいにドキドキする。やってはいけない事をやっているみたいで…スリルって言うのかな、えっと……。ごめん、何だか上手く言えないや」 「良いよ。大体言いたい事は分かるから」 「だよね?」 「わくわく…ってのは分からないけど、ドキドキするのは良く分かるよ。この狭い空間の中に、自分以外の誰かがいる。振り向けば、その人の息遣いですら近くに聞こえて来る。どうやっても触れ合って、相手の熱を直接感じる」 「セシル…」 同じ事を言っている様に見えて、実は論点が微妙に違う気がした。 これからの時間を楽しみにするケビンとは対照的に、セシルのそれは何処か不安を抱いている様に思える。 「誰かと一緒に寝るのは…怖い?」 ここで聞き出さないと先に進め無い様な気がして、思い切ってケビンは聞き出してみる。 「…なのかな。自分でも良く分からない。だけど、何かに期待してしまうのもある様な気がする」 「期待?」 「うん。何かが起こるかも…って言う期待。…はは、ボクも何て言って良いのか分からないや」 要は、不安と期待が入り交じっている状態なのだろう。 ケビンには「それもわくわくと同じなんじゃ…」と思ったが、セシルは一つ一つの言葉の意味を細かく捕らえている様で、きっとセシルが思っている事は同じでも、セシルの言葉ではやはり違うものなのだろう。 (やっぱり、まだ難しいよね。僕達が通じ会うのは) いつか、その日は来るのか。 そうなる事を祈って、ケビンは段々重くなって来た瞼を閉じるのだった。 「僕達、ともだち……だよ」 「…ありがとう。ごめんね、ケビン」 「ん…暑い」 いくら寒かったとは言え、二人が一つの布団に潜り込んでいると、それだけ熱量が上がる。 真冬の熱気に耐えられず、ケビンはゆっくりと身を起こした。 「セシルを起こさない様に…あれ?」 手の届く先に本来居る筈のセシルが、そこには居なかった。 時計で時間を見ても、一人で何処かへ行ってしまう様な時間でも無かった。 (トイレ…かな?) 「セシル?」 少しだけ声を大きくして呼んでみる。 しかし、それでもセシルからの反応は見られなかった。 「ひょっとして、迷ったのかな…」 自分の家の事ながら、無駄に広いと思えるこの家は、始めて来た人には確実に一度は迷ってしまうだろう。 かく言う自分も、幼少の頃には何度も迷った事があり、その度に両親は捜索劇を演じる事になった。 「………ん」 「セシル?」 扉の外から僅かに声が聞こえる。 同時に、何度か床の軋む音が聞こえた。 「そこに…居るの?」 やはり返事は無い。 しかし、声も音も止む気配は無かった。 「ん……」 扉に近付くに連れ、乱れた呼吸音と共にセシルの声が次第に聞き取れる様になる。 ドアノブに手を掛ける頃には別の音も聞こえた。 水が跳ねた…と言うより、沢山の水泡が弾けた様な音だった。 (セシル…だよね。何やってるんだろう) 音を立てないようにドアノブを回し、同じ様に外が見える程度の隙間を作った。 堂々と出れば良い筈なのに、自分がどうしてこの様な出方をするのかが分からなかった。 「う…あ……ぅ」 「せ、セシル…?」 鮮明に見える白くなった吐息で、セシルの息遣いがかなり荒くなっているのが分かる。 虚空を見つめる瞳は既に焦点が合っていない。 頬は完全に紅潮してしまっている。 何より目を疑うのは、腰から下は何も身に着けていない事だった。 外気に晒された、自分の幼包を乱暴に扱っている。 (な、何だこれ…。セシル、どうしちゃったんだよ) 「ん…ケビ……ン」 (ぼ、僕?ひょっとして、苦しいのかな…。だったら、手当てしなきゃ。でも、あんなの見た事無いよ。そ、それに…) 「やっ…は……」 (僕も、何だか変な感じ…) セシルの病気の様なものが伝染ってしまったのだろうか、自分も胸の辺りが締め付けられる様な感覚に襲われる。 しかし、ここでセシルに気付かれてはいけないと思い、荒くなって来た息を潜める。 何故そう思ったのかは分からない。 ただ、そうしなければならない。 …いや、理由は舞台衣装の着付け用の姿見に映る今の自分を見れば一目瞭然だった。 下の衣服を全て脱ぎ捨て、股間に手を伸ばす惨めな自分の姿をセシルに見られたくない。 (痛い…。こんなの初めてだ。セシル、どうやってたっけ…) もう一度、扉の隙間からセシルの行為を覗き込む。 先端が赤くなり、宙へと反り立ったそれを乱雑に弄っている。 (僕のも、なんだかぬるぬるしてる…) 何度も上下に擦り合わせている筈なのに、先端から滲み出した透明な液体のお陰で痛みは感じない。 始めはゆっくりだったのが、次第に糸に操られる様に、その行為の速さが増して来る。 (凄い…。ヘンに、気持ち良い…) 「ケ、ビン…」 瞬間、心臓の鼓動が跳ね上がった。 甘く溶けてしまいそうな声で自分の名前を呼ばれる。 熱い。 身体中の血液が一点に集中している様。 「ケビン…ケビン……!」 (ここに…ここに居るよ。僕は…!) 「セシルっ…!」 そして、ケビンの熱は全て放たれる。 気持ちが舞い上がるとはこう言う事を言うのだろうか。 何も考えず、何も見ず。 ただ在るがままに流され続ける。 まどろみの海の中に、身を浮かべていた。 一瞬何が起こったか分からずに彷彿としていた。 しかし、ほんの少し程の時間が経つと、ケビンは今度は全身の血の気が引いていく感覚に襲われた。 「ケ、ケビン…?」 「あ…」 (しまった…。声が…) 扉の隙間越しに、セシルは凍り付いた表情でこちらを見ている。 その瞬間、彼は全てを理解しただろう。 自分に行為を見られ、自分もその行為に浸っていた事に。 「セ、セシル…僕は……」 「見て…たんだね」 言葉が出なくても、引っ張られる様に首が縦に動く。 後ろめたさや申し訳無さよりも、自分の感情の流れに勝てなかった。 「それ…拭いておいた方が良いよ」 「え…?」 改めて自分の周囲を見渡してみる。 自分の身体の上、フローリングの上に点々と見受けられる、白濁した斑点。 「な、何…これ……」 「…やっぱり、知らないんだね」 「これ…僕から出たの?」 「そうだよ」 側に置いてあったウェットタオルを見付け、セシルはフローリングに落ちた斑点を拭き取る。 状況を未だに理解出来ずに、ケビンは呆然と拭き取られていく斑点を見つめていた。 「これが何か知らないなら、今ボク達が何をやっていたかも分からないだろうね」 これも、黙って頷くしかなかった。 事実でしかないのだから。 「こんなの…知らない。何でこんなになっちゃったの?病気…?」 「うん、そう思っても不思議じゃ無いかな。でも、違うよ。これは、ケビンが大人に近付いて来ているって事」 「大人に…。僕が?」 「そう。ねぇ…気持ち良かった?」 「え…?」 正体不明の白濁した液体を拭き終えると、セシルは両手両膝で固める様にケビンに寄る。 腹部にはまだ液体が残っているにも拘らず、ケビンは完全に視界をセシルに奪われていた。 「セ、セシル…?」 「ねぇ、気持ち良かった?」 「う、うん…。凄く、気持ち良かった…」 「うん、正直な方が良いよ。ねぇ、もっと…気持ち良くなってみない」 「も、もっと…?」 先刻の様な儚げで美しい瞳の色では無かった。 何もかも、光さえも奪ってしまいそうな、黒く鋭い色。 まるで、ほんの一瞬でセシルが彼に良く似た別人に代わってしまったかの様だった。 「ボクの言う通りに…。それまではじっとしてて」 「あ…」 先端に残っていた粘液を広げる様に、セシルはケビンの幼包を撫でる。 つい数分前に熱を開放したばかりだと言うのに、ケビンのそれはもう一度宙を向き始める。 「ひょっとして、さっきの…」 「繰り返しなんかじゃ無いよ。これは、さっきの続き。何も考えないで。全部ボクに任せて」 言われる迄も無く、既にケビンの思考は殆ど使い物にならなかった。 もうセシルの声が遠くに聞こえる。 胸の中心に熱を感じた。 セシルの両手がそこにあった。 「何、してるの…?」 「服を脱がしてるんだよ」 「何で…」 「当然、あったら邪魔だからに決まってるじゃないか。こうやって…」 「ひぁ…ん……」 上着のボタンは全て開けられ、肩も晒される。 肘の上辺りまで下ろされ、もうケビンには隠すべき部分は全て露にされた。 「本当、綺麗だなぁ…」 同じ歳の子供と比べても、まだまだ未成熟な自分の身体を、セシルは指で滑らせる。 氷の上を滑るかの様に、セシルの指遣いはしなやかだった。 (凄い…。身体がどんどん熱くなって行く。セシルの指がひんやりと冷たくて、気持ち良い…) 「どう?ケビン」 「もう、何にも考えられない…。気持ち良くって、身体が溶けそう…」 糸に操られていると言う形容をより一層引き立てる様に、ケビンはセシルの指一本で身体の全てを支配されていた。 もう何もかもをセシルに任せていれば良い。 その結論に至るのは、至極当然の様に思える。 「あぅ…ひぁっ!」 一瞬意識を手放しかけたところで、ケビンは自分の幼包に違和感を感じる。 「んっ…」 「な…何、何…やって……?」 最早言葉もはっきりとしない。 「良いから。ケビンは呼吸を整えて、そのまま…っ!」 苦痛の表情をセシルは浮かべる。 それでも、セシルは行動を止めない。 「見て…ケビン。ボク達、繋がって…る……!」 「う…ぁ…」 腰辺りにセシルの体重を感じる。 異様な程に熱く、柔らかい。 ただでさえセシルの手によって弄られて敏感になっていると言うのに、更に異様な光景に目を疑った。 「繋がってる」と言ったセシルの言葉は正にその通りで、二人は身体の一部を通じて繋がっていた。 「だ、大丈夫なの?その…そんなトコ……」 顔を真っ赤にして逸らしながらも、ケビンは目線だけは接合部分へ向けた。 亀頭が丁度隠れる様にして、セシルの菊門に完全に飲み込まれていた。 「あふ…ぁ……ケビン………」 「セシル…セシル……!」 セシルの“中”でケビンの先端が何度も上下に擦れ合う。 自分の手て扱った時とは比べ物にならない程に熱く、甘い快感に襲われる。 いつの間にか、ケビンも自ら身体を動かしていた。 行為の意味すら知らないのに、初めから行動を知っていた様に身体が先に動いていた。 (あぁ、そうか。だから、役者なんだ) 両腕をセシルの背中の後ろに回す。 もっと側にセシルを感じたくて、セシルの身体を引き寄せた。 手も指も腹も胸も唇も、身体の何もかもを重ね合わせた。 「んっ…!」 (自分から役を考えるんじゃなくて、役に“ならないと”意味が無い) 「は…ぅ」 お互いの舌が絡み合う。 初めて知った他人の唾液の味。 人間の身体の中は、こんなにも柔らかく熱い事を体感する。 (何て、感情豊かな人形なんだろう…) 「ふぁ、あっ…セ、セシル…僕、また……ヘン……!」 「やっ…めないで。そのまま…ボクも……!」 血が脈打つ。 頭の中が真っ白になって、何も考える事が出来無かった。 ただ、もっとセシルが側に欲しくて、力一杯抱き締めた。 「うぁっ…あぁ、ケビン…ケビン……」 「あっ…ああああぁぁぁ!!」 身体の下の部分が電撃が走った様にはねた。 「はっ…ぁ…」 顔や腹部の至る所が熱かった。 それが先刻の正体不明の液体だとはまだ気付かない。 お互いが離れるまで、ケビンは正体に気付かないままセシルと繋がったままだった。 既に身体中がもうどうしようも無い事態になってしまった為、二人はもう一度風呂に入るのだった。 異様にぬるぬるとした身体を洗い上げ、湯船にはったお湯の温度が染み渡る様だった。 「仕事以外でお風呂に二回も入るなんて事無かったけど、こうやってみると良いもんだよねぇ」 年寄り臭く息を吐きながら、ケビンはセシルへと視線を向ける。 「…」 先刻の行為から、セシルは俯いてしまい顔を合わせてはくれなかった。 無理も無いといえばそうかも知れないが、一気に狭まった距離がまた大きく開いてしまった様な気がして、悲しくなった。 しかしここで不安気な表情を浮かべてしまっては、今度はセシルが不安を抱えてしまう。 出来るだけ不自然にならない様に「大丈夫」を振り撒く。 一体何が「大丈夫」なのだか分かったものでは無いが。 「…どうして?」 「え?」 「どうして何も聞かないの?」 「そ、それは…」 やはり相当後悔している様だ。 どうすれば良いのか一番分からない部分をセシルは突いて来る。 何が最善策なのか、それはケビンには分からなかった。 「ぼ、僕は…平気だよ?」 迷った末に口走った一言。 数秒経った時点で、逆効果だった事に気付いたが、既に手遅れだった。 「どうして…!」 「セシ…」 反射的に名前を叫ぼうとしたが、それよりも先にセシルが自分の胸に縋り付いて来て、言葉が詰まる。 「平気なものか!友達だって言った矢先にこんな酷い事したのに、大丈夫な筈無いじゃないか。君だって…気持ち悪いって思っただろう?」 「そ…」 言うよりも先に身体が動く。 気が付けばセシルが自分の腕の中に居た。 今ここでセシルを掴まえていないと、もうセシルが居なくなってしまう様な気がした。 「だったら…そんなに後悔しないで。僕達、まだ友達になったばかりじゃないか。それなのに、セシルはこれで何もかも終わらせてしまうつもりなの?そんなの…嫌だからね。僕は、これで終わりなんて…絶対に嫌だからね!!」 「ケビン…」 自分の肩が震えている事にセシルは気付いただろうか。 そうだとしても、もう自分には自分を制御出来るだけの支柱は残っていない。 それでも、決してセシルを離そうとはしなかった。 「居なく…ならないで。ずっと、友達で…」 もう言葉の至る所が抜け落ちてしまっていた。 風呂の蒸気に紛れて、目から熱いものが零れ落ちる。 「うん。ごめんね…」 背中に柔らかい感触があった。 真っ白で細いセシルの指の…掌の感触。 温かくて、安心出来た。 「一つだけ言っておくね」 「…………何?」 お互いが丁度首を交差させている状態なので、自然とセシルの声が耳元で聞こえる。 もう距離は感じない。 「ボク達がやっていた事はね、本当は友達同士でやってはいけない事なんだ」 「そう、なの?」 「うん」 「じゃあ、どうすれば良いの?どうだったら許してもらえるの?」 「それは…」 耳元の声が、特別なものに聞こえた瞬間だった。 恋人同士…かな
https://w.atwiki.jp/virako/pages/76.html
数分後、ブリッジに戻った副官により「過労の兆候が見える艦長を休養させるため」停泊及び擬装形態にて艦を隠蔽せよとの指令を受けたカテドラル・テラは久方ぶりに、戦火に艦体を洗われぬ一日を送ることとなった。 「……あ、あの……」 シーツを換え、綺麗にベッドメイキングされた寝台の隅に所在なげに腰掛けているシモンは逡巡の末、勇気を振り絞る思いで今は唯一、同じ室内にいる自分以外の人物に話しかけた。 「どうした、何か必要なものが……そうか、そういえばまだ食事をしていないな。今持ってこよう」 穏やかな声音で応じたその女性は意外なほどきびきびとした動きで続きの部屋へ姿を消し、ほんの数分もしない内にまた戻ってきた。手にしたトレイに乗っていたのはどれも見たことのない食べ物だったが、食欲をそそる匂いに、今まで驚きの連続ですっかりと忘れていた空腹はきゅうと音を鳴らして歓迎する。 それとほぼ同時に、壁の一部が細く切れ込んだかと思うと薄い板のようなものがそこから飛び出してきて、するすると何の支えも無しに宙を滑り、ちょうど胸のすぐ下あたりの位置まで来るとぴたりと止まった。その上に微かな音を立ててトレイが置かれれば、料理から立ちのぼった湯気がふわりと頬をくすぐる。 「あ、おいしい……!」 何だかよく解らないことだらけながらも、未知の料理を一匙口に運んだシモンは思わず弾んだ声を上げた。 ジーハ村での食事と言えばブタモグラの肉以外に食材は無く、それが焼いてあるか煮てあるか、あるいは干してあるかくらいの差しかなかったが、目の前のトレイに盛りつけられた食事は色も形も、材料も調理法も見当が付けられないものながらもどれも何故か不思議と舌に快い。 「口に合って、良かった」 食事を持ってきてくれた女性は、妙にほっとしたような顔でベッドの傍らに立っている。 その不思議な色合いの眼が自分の一挙手をつぶさに見つめていることに気付いたシモンはどこか座りの悪い心地になって、ふと料理を口に運ぶ手を止めた。 「えっと、あなたは……食べないんですか?」 「私はいいんだ」 あっさりと即答され、それ以上の会話が繋がらない。 元より、十四年ほどの人生において母親以外の女性と差し向かいで話す機会などついぞ無かったし、両親を亡くしてから後はむしろ女の人というのは努めて避けて通りたい存在ですらあったのに。 大人になった自分はこんな綺麗な人と四六時中一緒に過ごしていて、気詰まりだったり緊張したりはしないのだろうか。いや、よく考えれば先程目を覚ましたとき、同じ寝台で──しかも裸で一緒に眠っていたということはつまり── 「あ、ああ、あの…っ! その……あ、あなたの……な、名前………」 突然、何か意気込んだ様子で口を開いたかと思うやあっという間に尻窄みに不明瞭となった少年の声に、一瞬面食らったように目を瞬いた女性もすぐに柔らかい表情に戻る。 「私の名はヴィラルだ。言葉遣いもかしこまる必要はない、この部屋の主はシモン、お前なのだから」 「う、うん……ヴィラル、えっと……」 声は掛けたがこの先をどう質問していいものか、主観の上では妙齢の女性と接する経験が皆無に等しいシモンには非常に荷が重かった。 あなたと自分は夫婦とか恋人とかそういった間柄か? などと、どんな顔をして質問すればいいというのか。 しかもそんな事を訊いて「全く違う」と返されでもした場合には居たたまれないどころの話ではない。 結局、うんうんと呻りながらの懊悩の果てに口に出来た問いはひどく抽象的なものとならざるを得なかった。 「……ヴィラルは…俺の、何……なの?」 一瞬、薄く口を開いたぽかんとした表情で──唇の間に覗くぎざぎざと鋭く尖った歯列が先程から大変に気になる──問われた言葉を受け止め、どうやら頭の中でその意味を咀嚼しているらしいヴィラルは淡い金色の瞳でじっとシモンを見つめる。唇が小さく動いて「何……」と繰り返す声が微かに耳に届いた。 「……私は……そうだな、この部屋の家具のようなものと思ってくれて構わない」 「家具!?」 とりあえず想定していたあらゆる可能性のどれとも、全く方向性の違う返答にシモンは思わず素っ頓狂な声を上げる。 家具って。 「そんな、物……みたいに人を思うのは、ちょっと………」 困惑しきって歯切れの悪い反応に、ヴィラルは黙って静かな笑みを返すだけだった。 >>> 『こんな時間にすまない、少し困ったことが……』 カテドラル・テラがが停泊中であってもするべき仕事はそれなりに山積している副官が、夜も更ける時間帯にようやくの遅い夕食を摂った後、自室への通路を歩いているところで通信端末がその日最後の仕事を運んできた。 「どうかなさいましたか」 艦長のプライベートルームの寝室では、昨夜までは艦長だったはずの少年と獣人の女が深刻な顔をして向かい合っている。 「あの、ヴィラルが……」 「私がいつも通りの場所で寝ると言ったらシモンが怒るんだ。かといって、ならリビングで寝ると言っても怒るし」 考え得る限りの好ましからざる事態を予想していたところに想定外の、わりとどうでもいい部類の一悶着の裁定を委ねられたのだということを悟って、副官は内心で大きな溜め息をついた。 「だ、だって、そこ……床じゃないか!」 信じられない、という表情で少年のシモンが指す先には、確かに普段ヴィラルが寝起きに用いているスペース──部屋の一隅に、古びたクッションと毛布をお義理程度に敷いてはあるが有り体に言えば確かにただの床──がある。 かつての因縁ある虜囚を犬と蔑んで跪かせ、その尊厳を著しく貶めるという過去への復讐を、あまり良い趣味ではないとは思いながらもそれで彼の心の平衡が多少は保たれるのならと看過したことがこんな所で仇になるとは、などと後悔するにしても今更な事情を頭の中だけに押し込めつつ、副官は軽く眉間を押さえた。 「まあ、このような習慣ができているのには色々と経緯があるのですが、確かに今のあなたにとっては関係のない事ですから驚かれるのも無理はありませんね。とりあえずは、こちらをお使いになるのがよろしいかと」 言いながら、ドア脇の壁面パネルを手早く操作する。それに従い、通常の寝台が置かれているのとは反対側の壁の下部が大きく開いて一台のゲストベッドが姿を現した。 「永らく使われていませんから一度シーツを交換した方がいいでしょう。上掛けの予備は……ああ、ありますか。それでは、もう遅いですから私も失礼致します」 おやすみなさい、と久々に聞くような挨拶を残して部屋を辞す副官の後ろ姿を見送ったシモンは、次いで黙々とゲストベッドのシーツを整えているヴィラルへ目をやった。 ぴしりと僅かの皺もなく綺麗にメイキングされたシーツの上に、クロゼットから取り出された予備の上掛けシーツと、枕の替わりに床から拾い上げられたクッションが二つほど置かれる。 今の人は「色々な経緯」と言ったが、いったいどんな経緯があれば一緒に暮らしている女の人が床で寝ることになったり、自分のことを家具と称したりするようになるのだろうか。それらは全て、大人になった自分がそうさせている事なのだろうか。 こんな空気の中で普通に会話を交わすには些か気まずく、もそもそとベッドに潜り込み目を閉じてはみたものの、頭の中に渦巻く疑問や不安は、眠りへの安易な逃避をなかなか許してくれそうにない。 それでも必死に目を瞑って頭の上まで引き上げたシーツの外で、ヴィラルが小さなフットランプだけを残して部屋の灯りを落とした。 >>> >>> 閉じている瞼の外が、やけに明るい。 ああ、もう「朝」が来たんだっけ。 でも「太陽」の光とはどこか違う。あれはもっと、目を閉じていてもすごく眩しくて、しかも光が直接肌に突き刺さるかと思うくらいに強い温度を持っているはずだ。 今、瞼の外を照らしている光は同じくらいの明るさだけれど太陽ほどにはぎらぎらしていなく、刺激的でもない。 そう、村にあったのと同じ「電気」の光だ。もちろん、あの何倍も明るくて強いやつ。 「宇宙」には地上のような朝や夜がないから、地下の村と同じように電気を使って寝起きの時間を分けているのだと、昨日リーロンから訊いたばかりだ――そうか、あの人、ロンさんだ―― 眠りの内に脳裏へ継ぎ足された記憶と、実際に体験した昨日の記憶が二重映しになって頭をひどく混乱させる。 「思い出した」記憶によれば自分は、自分たちは昨日、ほんの昨日、ラガンに乗って地下の村から地上へ出てきたばかりなのだ。 初めての地上、空、太陽と月、満天の星。ガンメンと獣人。ヨーコとリットナーの人たち──そしてカミナ。 だけど、本当の昨日、目を覚ましたときに教えられた。今はもう、あの初めて地上に出た日からかなり長い年月が経っているのだと。その間によくは解らないが色んな事があって、現在はカミナやヨーコと一緒ではなく、リーロン以外は見知らぬ人たちと共に宇宙──あの、星という沢山の光の中を旅しているのだと。 自分の知らない長い時間の中で、何がどうなってそんな事になったのだろう。 リーロンは「カミナは遠いところにいる」と言ったけれど、どれくらい遠い場所なのか見当も付かない。 遠くって、ラガンで飛んで行っても届かないほどの遠くだろうか? あの、地下の村から飛び出した時に見えた大地の果てより更に遠く? たったの昨日、いや本当は昨日じゃないけれど、初めて声に出して「兄貴」と呼び、魂の兄弟二人でなら何でも出来るしどこまでも行けると語り合ったばかりだったのに。 大人になったら、もう、二人一緒にいないなんて。 夢とも現ともつかない微睡の中へ、誰かが自分を呼ぶ声が聞こえたような気がしてシモンはぼんやりと薄目を開いた。 靄が掛かったような視界に、自分を覗き込んでいる人影がおぼろげに映る。 「……あ…にき……?」 舌のもつれたような声で呼んでしまってからはっと我に返り、大きく目を見開いた。 ちょうど正面から顔を見合わせる形でやはり驚いたような顔をしているヴィラルの姿が目に入る。 「あ…あの、ごめん………ちょっと、寝ぼけてて…」 気恥ずかしさに慌てて視線を外し、起き上がって寝台から脚を下ろす。 晒し布を巻き直した足を靴に突っ込みながらそっと室内の様子を窺えば、ヴィラルはもう自分用の寝台を再び壁に収めてしまったようだった。俯いた視界の隅を、白いブーツに包まれた足が横切って行き続きの部屋へと姿が消える。 「そういえばさ、ヴィラル」 今日はダイニングの卓に並べられている朝食を口に運びながら、シモンはふと胸に浮かんだ疑問を尋ねてみた。 「ヴィラルは、兄貴……カミナと会ったことがある?」 やはり昨日と同じく自分の食事を摂っている様子のないヴィラルが、急な質問に驚いた様子で、何故か奇妙に硬い、のろのろとした動作で首を縦に振る。 「それっていつ頃のこと?」 「昔、お前がまだ子供だった……今の姿とそれほど変わらない頃に、何度か」 「そうなんだ!? 俺と兄貴がラガンで地上に出てから、どれくらいなんだろう……あ、ヨーコには会ったことがある? ロンさんと同じリットナー村の出身で、赤い髪の綺麗な人なんだけど」 彼女は無言でもう一度頷いたが、その表情はどういうわけかひどく強張っていた。 何かあったのかと重ねて問おうとしたところで、急に大きな音を立てて椅子が引かれ、ヴィラルが席を立つ。 「いや、そのまま食事を続けていてくれ。じきにリーロンも来るだろうし……私は急ぎの用事を思い出したから、少し出掛けてくる」 >>> 直後に、入れ替わるよう姿を現したリーロンはまたもや妖しい手つきでシモンの身体データをあれこれ計測し、手にした見覚えのある機械に何事かを打ち込みながら自然な口調で会話を続けた。 「そう、じゃあカミナと二人で敵のガンメンを乗っ取ったところまでは思い出したのね?」 「…あの、ロンさん」 「ロンでいーわよぅ。今更改まらなくたって、私とあなたの仲じゃないの」 思い出しはしたが、やはり慣れないと強烈に感じるリーロンの物腰にたじたじとなった様子で、シモンは言いにくそうに言葉の先を口にする。 「昨日……ぁ、その、本当の昨日、兄貴は遠くにいるって聞いたけど……ヨーコも? ヨーコは兄貴と一緒に行ったの?」 まるっきりの興味というよりは、どこか不安げな──知りたいが答えを聞きたくないとでも言うような気配を漂わせながら、シモンは躊躇い混じりに問うた。 その上目がちの黒い瞳に揺れている感情に、きっと本人は気付いていないだろう。 あの時だって──彼は結局、最後の最後まで気付くことが出来なかった── 「……ヨーコは、やっぱり遠いところには違いないけど、カミナとは別の所にいるわ。でも、だからといって別に、あんたたちのうち誰かが仲違いやケンカ別れをしたってわけじゃあないの。全てはタイミングと……その時々での選択の結果なのよ」 普段通りの超然とした物腰に、哀切も悔恨も全て隠しきって性別不祥のメカニックは少年を煙に巻いた。 シモンは「そう…」と口の中で答えたきり、これ以上何を話して良いか解らない、といった表情で床と自分の爪先あたりを眺めている。 ここで悲しそうな顔をするのも、嬉しそうな顔をするのも、おそらくどちらも選べないのに違いない。 かつて、地下からやって来た二人の少年と、幼い時分から見守ってきた少女との間に形成された、幼くて脆くて、可愛らしかったけれど危ういバランスで保たれていた関係をリーロンは思った。 誰が悪かったわけでもない、ただ、ほんの少しだけ行き違ってしまったそれが三人の上にもたらした、大きく取り返しのつかない悲劇の思い出を。 「ハイ、今日の検診はここでお終いよ。何か調子のおかしい所や気に掛かることがあれば、いつでも端末で教えてちょうだいね」 そう言われ、シモンは上着のポケットに収まった小さな機械を引っ張り出してみる。 先程、この部屋に来たときリーロンが渡してくれたシモン用の通信端末には、まだ字の読めない少年にも必要な通話が出来るよう、短縮ID表示の上にリーロン手ずから妙に可愛いシールを貼ってくれていた。 リーロンへの番号には紫色のハートマーク、副官へは何故かピンクの星。そしてヴィラルの──正確には今はヴィラルが持っている本来のシモンの端末──ところへは水色の……シモンには何だか正体が解らないが動物らしきマーク。 「そうそう、さっきヴィラルが許可を取りに行ったから、あとで面白いところに連れて行ってもらえるかもしれないわよ」 「面白い…ところ……?」 首を傾げたシモンの手の中で、不意に端末が小さなコール音を鳴らす。 その操作盤の中で、水色の仔犬のシールが貼られたIDがちかちかと瞬いていた。 >>> 「いいと言うまで手を繋いで離さないように」と注意され、言われるままヴィラルの大きな手を握って一歩踏み出した途端、淡い碧の光に包まれたかと思うと室内の景色が掻き消すように消え失せた。 「…あ!? えぇ!?」 わたわたと辺りを見渡し、とりあえずヴィラルが隣でしっかり手を握ってくれていることに僅かながら安堵し、もう一度周囲の様子を見ようと顔を上げた瞬間、眩い光と鮮やかな色彩がシモンの眼を刺す。 「ぅわ…ぁ、って……えぇ───っ!?」 いつの間にか、二人は緑の丘の頂に立っていた。 足元にはうっすらと光っている丸い板のようなものがあるが、それ以外は果てしなく拡がる自然の景色ばかりが視界に映る。 清涼な空気が微風となって吹き抜ける先の空は青く、高く、天頂には直視できないほど強い光を放つ太陽。 丘の上から麓にかけては丈の短い緑の植物──「草」だとヴィラルが教えてくれた──に隈無く覆われ、少し離れたところには丈の高い頑丈そうな植物が群れるように生えて濃い日陰を作っている。更にその向こうにはきらきらと光を反射する大きな水場があり、そこに集まる動物の影までがはっきりと見えた。 「わぁ……あれ、何だろ……?」 「あれは湖だ。近くまで行ってみるか?」 初めて見るものばかりの景色に眼を輝かせている少年を柔らかい表情で見下ろし、ヴィラルが草の海へ足を踏み入れる。 繋いだままの手に引かれるようシモンも歩き出し、土や岩場とはまた違う足元の感触に驚いたり周囲を忙しなく見渡したりしながらも湖へと丘を下った。 「ここ、やっぱり地上なの?」 湖畔に幾つか設置されていたベンチに腰掛け、心地よい風にたゆたう水面や、草むらから飛び立つ鳥などにひとしきり目を奪われた後でシモンはヴィラルを見上げ、訊ねる。 「いや、ここも宇宙で──おまえの艦の中だ。とても大きな家の中を、沢山の部屋に区切ってあると考えてくれ。その部屋のうちの幾つかにこうして地上の自然環境や生態系を再現した場所があって、乗組員たちが心身を休めたり、食糧を作ったりするために使っている。周りの植物や動物は本物だが、空や、一番遠くの景色は映像だ」 「そうなんだ……」 映像、というのは要するにリーロンの機械が映し出すような、鮮明で動いたりもするけれど触れる実体のない絵のようなもの、という事なのだろう。 あの空も、雲も、太陽も。 自分の理解の範疇をだいぶはみ出した事実に、シモンはそれ以上の言葉を継げずにただ目の前の風景を眺めやった。 あの地下の世界から飛び出して、どこまでも果てしないと思えた大地や空の拡がる地上から今はまた更に遠くへと来ているらしいのに、わざわざ地上によく似た場所を作って部屋にしまっておくなんて、大人になった自分のしている事はよく解らない。 兄貴がこういうのを見たら何て言うだろう。「なんだよ、地上かと思ったらまた天井じゃねえか!」とか文句を言ったりするだろうか? それとも、自分と同じように大人になって、遠いどこかでやはり別の天井を見ているのかもしれない。 「兄貴……」 ぽつりと呟いてしまった言葉に、隣でヴィラルがはっと顔を上げる気配がした。 そういえば、朝にカミナのことを聞いたときにも何だか様子が変だった。ヴィラルはカミナのことを、もしかしたらあまり良く思ってはいなかったりするのだろうか。 「あ、その……ヴィラルは、兄貴に会ったことがあるって言ってたけど……」 「……ああ」 「ヴィラルから見て、兄貴ってどんな人だった?」 質問を受けて考え込む表情には、朝に見た時とは少し違い、どことなく懐かしむような様子がある。 金色の眼が遠くを見やって焦点をぼやかし、口元には微かな笑みが乗った。 「正直なところを言うと、初めてカミナと出会った時、私はとても驚いたし、腹も立った。その頃の私から見たあの男はとてもでたらめで、常識知らずで、失礼で……」 急にすらすらと話し出したヴィラルの表情に、シモンはこっそりとカミナが彼女と初めて相対した時の様子を想像してみる。 カミナのことだから、きっとヨーコと初めて会った時のような調子で色々と怒らせるようなことを言ったりやったりしたのに違いない。ヴィラルは真面目な性格だから、彼が相手ではおそらく普段のペースを崩されて振り回され通しだっただろう。 「……だが、今にして思えば……そうだな、とても面白い男だった」 そう締めくくって、小さく笑ったヴィラルの髪をゆるい風が揺らしていく。 先程と少し角度を変えた、偽の太陽の光が淡い金色の髪と眼にちかちかと反射して眩しくて、しかしそれだけではない理由からシモンは視線を伏せた。 湖の方で、魚か何かの跳ねる音が聞こえた。 >>> 「──では、今のシモンは夜眠るたびに昔の事を思い出していく、というわけですか」 科学班長、という簡素な肩書きの中に研究・開発部主任にして艦内システム管理者そして整備・工場部特別顧問だの艦医補佐だのと多岐に渡る役職を内包しているリーロンの私室へ、今は半ば公的、半ば私的な用件で訪れていた副官はその容易に歓迎しかねる報告内容に眉を顰めた。 「そ、聞きだした限りは昨日目を覚ました時点から約十二日ちょっと……地下の村での日数カウントは曖昧だから正確な時間は計れないけど、とりあえずシモン本人の体感で言えばそれくらいの記憶が一気に追加されたようよ。困っちゃうわね」 口調は軽いが、リーロンの表情はいつになく気重そうに見える。 実際、困るどころの話ではないと副官も溜め息をついた。 たかが十日と少し、しかしその僅かな間に外の世界のことなど何も知らなかった少年はコアドリルやラガンを掘り当て、地上から落ちてきたガンメンに遭遇し、兄貴分のカミナや騒ぎの中で出会ったヨーコと共に地中から飛び出して隣村のリットナーを訪れるまでにその運命を急転させていたのだ。 「ずっと現状のまま、というのは論外ですが、しかしこう寸刻みに時間を進められるというのも非常に問題ですね。そもそも、今日そこまでの記憶を取り戻したのなら明日にはまず間違いなく、ヴィラルとのことも思い出してしまう筈です。よしんば、それを何とか納得させられたとしても、いずれはあの時のことを──」 明日も、明後日も、この調子で眠る間にシモンの失われた時間が圧縮されて与えられ直すのだとしたら。 地上に出てからほんの二、三ヶ月で激しく転変することとなった運命を追体験させられるのだとしたら。 「きっと大変なことになるでしょうね」 「……大変、どころでは済まないと思いますよ」 残り数日で、彼は再び知ることになるだろう。 身の内に渦巻く膨大な力を以てして、この世界全てを道連れに破滅へと突き進む、その契機となる絶望を。
https://w.atwiki.jp/jujin/pages/336.html
あにといもうと 授業の後にそのまま駆け込んだアルバイトからやっと開放されて帰り着いたのは、 もうそろそろ小さな子なら母親にベッドへと追い立てられる時分か。 アパートのドアを開けるとあまり広くもない部屋のすべての電灯が煌々と灯っている。 いつものこと、妹が居るからだ。 二人分の食器の並べられたダイニングテープルの横をぬけて妹を探すと、 案の定これも点けっぱなしのテレビの前に置かれた古びた小さなソファーの上で、 小さく丸まって眠りこけていた。これもいつものことだ。 そして僕はソファーの横に立ち、いつものように妹の寝顔を見つめながらしばし思いに耽る。 父が死んだのは妹が幼稚園ぐらいの頃だったか。ずいぶん長い患いだった様に思えるけど、 こないだ数えてみたらそうでもないようだ。妹はもうほとんど忘れてしまっているらしい。 それから母は僕たちふたりを育てるために働きずくめだ。 もうずいぶんと母がゆっくりと休んでる姿を見たことが無い。 だから家事は僕たちふたりの役割だった。おかげで僕も妹も家事全般は大概こなせるようになった。 「たいへんだね」と他人に言われるけれどもあまり実感はない。 ずーっとこうだったか『こういうものなんだ』と慣れてしまったのだろうか。 ただ、母が夜遅くまで働きに出るようになって、 ふたりきりで母の帰りを待つ部屋が妹には怖かったらしく、 少しでも灯の点いてない場所が有ることを嫌がり、あちこちの電灯をつけまくって居た。 夕方になり日が陰ってくると、妹とふたりで部屋の電灯のスイッチをひとつひとつ点けて廻った。 妹が先にスイッチまで走り、僕が従い、届かないスイッチには抱えてあげ、ひとつひとつ。 おかげで電気代が大変なことになり、そのために僕たちはテレビを観るのを我慢することになった。 かわりにふたりで絵本を読んだり話をしたりして過ごすことが毎日の日課になっていった。 母が帰ってくる頃にはふたりしてソファーの上で丸くなって眠っていたらしい。すべての灯の点いた部屋の中で。 いつしか妹も灯がなくても我慢できるようになり、 馬鹿みたいにあちこちの電灯を点けっぱなしにすることも無くなったが、 それでも僕らはあまりテレビは観ずに、寄り添ってソファーの上で本を読み話をすることの方が多かった。 アイドルだのマンガだのでクラスでの話題についていくことよりも、 妹ととりとめもなく話をしてることの方が楽しかったのだ。 おかげで我が家のテレビは買い替える必要が無いのでずいぶんと旧式だ。 学校の帰り道に買い物をし、食事を作り後片づけをする。風呂を沸かし洗濯をする。 部屋を掃除する。毎日は繰り返され、いつまでも続いていた。 秋の日、妹が中学三年生、放課後の校舎の裏。僕は偶然、妹が告白されている場面に居合わせてしまった。 あまりらしくもない場所で妹の姿を見かけ、声をかけようと窓に手をかけようとしたその時に、 すぐ横に立つ男の姿に気づいて僕の身体は凍りついた。そのまま立ち尽くす僕の耳に男の声が響く。 好意を告げ、答えを尋ねる。妹は何か答えたのだろうか、僕の耳は僕の鼓動の音でいっぱいで何も聞こえない。 先生、変ですよ、僕の心臓は頭の中にあります。あまりのうるささに目を閉じると、瞼の裏は真っ赤だ。 僕はゆっくりと崩れるように窓を背にして廊下に座り込む。普段ひとの通らない廊下で良かった。 僕はその時に自分の気持ちに気づいてしまった。閉じた瞼が熱い。赤い視界はいつしか真っ暗になっていった。 この気持に気付いてはいけなかったんだ。 日の暮れた廊下で僕はずいぶん長いこと泣いていた様だ。妹が待っている。帰らなければ。 自分の気持が整理できず頭のなかでぐるぐると渦巻く、 熱にうかされたようなどうにもフワフワした感覚のまま部屋に帰りつく。このままで妹に顔を合わせられるだろうか? でも、なぜだろう、玄関を開けた瞬間にまるでスイッチが切り替わったかのようにいつもの僕、 いつもの兄になっている。ちゃんとしてる。不思議だ、僕はこんなことが出来るのか。 妹の作った料理を食べ片付けをし風呂に入ってソファーでくつろぐ。 変わりないいつもの日常だ。このままやり過ごせれば、 きっと明日にはこの感情のスイッチはロックできるだろう。 僕の気付いた事はそのまま心の奥底に隠してしまえるだろう。 ふと見上げた先に、ソファーの端に腰かける妹の何か問いたそうな目が有った。 その目に、耐えられずにスイッチが、廊下で泣いていた僕に切り替わる。 あの男とは付き合うのかい? 問い掛けに妹は目を丸くする。 しばらく黙って僕を見ていた妹はゆっくりとかぶりを振る。 なぜだい?知ってるよ、あの男は評判のよい男だ。 スポーツも勉強も出来、誠実で真面目だそうだ。何が不満なんだい? 僕は妹にそう問いかけながらだんだん不安になる。答えを聞いてはいけないんじゃないだろうか? 妹は答える。ゆっくりと、話始める。そうだ、妹はとうの昔に気づいていたんだ。 次の春、妹が高等部に入った時から僕はアルバイトを始めた。 三年になってからのアルバイトに、担任も母も不安を漏らしたが、何とか説得して許しを得た。 始めるに当たって出された条件は、大学の推薦がが得られる成績を維持することだった。 時間が有ったためなのか、僕と妹は成績は良かった。これを維持できるのなら続けてよい、 下がったら即刻バイト中止と言う約束になった。そして結果はもちろん成績はちゃんと上位のままだ。 このまま頑張れば推薦は得られるだろう。 大学は県外の医科大学を選んだ。さしあたっての必要な金はバイトで稼いでおくつもり。 それに奨学金を得られれば何とかやれるだろう。医者になれば母を安心させてやれるかもしれないし、 何時か、きっと役に立つだろう。 バイトを始めて僕の帰りが遅くなったら、部屋中の電灯をつけておく妹の癖が再発したようだ。 そして僕の帰りを妹は食事をせずに待っている。ふたりで食事をして後片付けをして、ソファーで話す。 たとえ僅かでも妹はこの時間を手放そうとはしない。そして、僕も。 「お兄ちゃんが大学に行ったら寂しくなる」 「だから私もアルバイトして、旅費を稼いでお兄ちゃんのアパートの掃除に行くね」と妹は言う。 そうだ、僕は家を出る。そして、妹も、いつか。 この企てが知られればとても母は悲しむだろう。 そして、その先にもっともっと悲しませることになるかもしれない。きっと僕らを許してくれないかもしれない。 だから誰にも知られないように、僕らは計画する。母が悲しまないように、母を苦しめないように。 僕はマンクスだ。そして妹も母も父も。両親には短いながら尻尾が有ったが、 僕ら兄妹はランピーだ。そして、僕らの遺伝子は子供を生かさない。 もしも妹があの男と結ばれれば、きっとかわいい子供を得られただろう。 僕らの血からは母に孫を抱かせてやることを望めない。悪魔に祝福された血なのかもしれない。 でも僕と妹は気づき、悪魔と契約することを選んでしまった。 尻尾の無い尻をそっとたたき、妹を起こす。不機嫌そうな顔で目を覚ますが、 僕を見つけてニッと微笑む。 「お帰りなさい」 笑顔を見ながら僕は思う。引っ越したらすぐにバイトを始めよう。そして最初にちいさいソファーを買おう、と。 マンクスについてのwiki (ttp //ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%B9)
https://w.atwiki.jp/shotaaa/pages/2.html
メニュー トップページ ショタキャラ ショタキャラ2(高校生↑) 女装キャラ メニュー キャラ用テンプレ 更新履歴 取得中です。 リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集
https://w.atwiki.jp/anyaaan/pages/13.html
あにゃあああん勢の唯一神 「右クリック」 この魔法の言葉で犠牲になった者も少なくない あにゃあああん勢随一の美少女である 最近物忘れが激しい
https://w.atwiki.jp/syota_renkei/pages/31.html
26 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 17 27 15 (´・ω・`)ショタス 27 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 18 36 46 ショタ(・∀・) 28 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 19 05 23 るぅもしょた 29 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 20 10 39 お魚咥えた辻のれぅ 追っかけて 30 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 20 18 08 必死に 背後を 狙うショタ~たち 31 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 20 42 40 みんなにガッしてるーー 32 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 22 00 43 みんなよろこんでるぅはショタ 33 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 22 08 33 るぅちゃまはショタタタタタ 34 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 22 49 07 まとめさせないよぅ! 川゜ -゜)/)ヌメリ 35 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 22 51 45 ショタ 36 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 22 52 44 今日もるぅはショター 37 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 23 04 53 明日もるぅはしょたー 38 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 23 06 47 一日一ショタ(・∀・) 39 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 23 15 27 (・∀・)このショタ野郎! 40 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/03/31(金) 23 39 17 ショタで悪いか!! いや、悪くない。全然悪くないショタよ 41 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 00 36 50 るぅちゃまは悪くない! 46 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 01 37 37 るぅはショタ? 47 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 02 17 02 国際的常識 48 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 02 28 08 常識というかなんと言うか・・・普遍の真理 49 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 02 35 25 つまりるぅはショタ 50 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 04 46 13 まぁそういうことだ 51 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/01(土) 07 54 01 ここはひとつ、空気を読もうじゃないか。 るぅは真人間(・∀・) ヒント:四月馬鹿 るぅはショタ(・∀・)の成分解析結果 るぅはショタ(・∀・)の60%は毒電波で出来ています。 るぅはショタ(・∀・)の22%は歌で出来ています。 るぅはショタ(・∀・)の14%は鉄の意志で出来ています。 るぅはショタ(・∀・)の3%は言葉で出来ています。 るぅはショタ(・∀・)の1%は魔法で出来ています。 325 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 20 55 25 ▲5▼ それなりに有名だが無駄にキモイ人 (Res 7) All First100 Last50 INDEX SubjectList ReLoad ▲5▼ 1 名前:名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 16 03 47 代わりはいません:垂れ○、ゆき○せ、ウ○ハラ、小○、k○qn、け○ちゃん 今ならやり直せる:るぅ やり直せるワロスwwww 326 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 21 50 51 ショタ 327 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 22 21 24 やり直す必要など無い 328 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 22 22 41 むしろ逝ける所まで逝ってほしい、切に 329 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 22 45 59 もう頭打ち 330 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/11(火) 22 51 52 極めてる 338 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/13(木) 00 10 58 ショタコンの成分解析結果 ショタコンの65%はカテキンで出来ています。 ショタコンの16%は鉄の意志で出来ています。 ショタコンの11%はやましさで出来ています。 ショタコンの6%は世の無常さで出来ています。 ショタコンの2%は不思議で出来ています。 ショタコンの成分解析結果 ショタコンの60%はハッタリで出来ています。 ショタコンの36%は理論で出来ています。 ショタコンの2%はやらしさで出来ています。 ショタコンの2%は気合で出来ています。 しょこたんの成分解析結果 しょこたんの56%は毒電波で出来ています。 しょこたんの28%は魂の炎で出来ています。 しょこたんの12%は理論で出来ています。 しょこたんの1%は度胸で出来ています。 しょこたんの1%は成功の鍵で出来ています。 しょこたんの1%は見栄で出来ています。 しょこたんの1%はアルコールで出来ています。 582 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/04/26(水) 02 27 14 るぅはs(・∀・) ……(・∀・) ろりーば!(・∀・) るぅはろりーば2!(・∀・) 824 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 14 42 22 るぅはショタ 825 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 17 03 ショタベスト4キタァァァァァァァァァァァァァァ 826 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 30 14 壇上でテスタのバーストコス期待 827 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 30 35 ベスト4ョタぁあああああああああああああ 828 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 34 10 なんかるぅちゃまが鰤コスに着替え中らしいがマジ? 829 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 43 37 え? 鰤コスが普段着じゃないの? 830 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 56 49 半裸ショタ 831 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 15 59 32 830 上だけ? 832 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 16 06 33 足だけ 833 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 16 19 05 394 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 16 14 59 るぅが衣装に着替え中 834 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 16 30 23 _ ∩ ( ゚∀゚)彡 ショータ!ショータ! ⊂彡 835 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 17 24 44 ショタファイトォ* .。..。. *・゚(n‘∀‘)η゚・* .。..。. *!!!☆ 836 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 17 34 29 もうすぐギルティ始まるぞ ショタコールの準備はいいか?俺はできてる 837 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 17 52 47 _ ∩ ( ゚∀゚)彡 全一ショータ!全一ショータ! ⊂彡 838 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 17 53 45 _ ∩ ( ゚∀゚)彡 ショータ!ショータ! ⊂彡 839 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 17 54 33 ┌─┐ │鰤│ ├─┘ ∩ ( ゚∀゚)彡 鰤コス!鰤コス! ┌─┬⊂彡 │コス│ └─┘ 840 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 17 59 02 _ ∩ ( ゚∀゚)彡 のれぅ!のれぅ! ⊂彡 841 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/05(金) 18 02 51 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! ∩ ∩ ノ) 鰤コス! 鰤コス! 川 ∩ 川彡 三つ 鰤コス! 鰤コス! ⊂ミ∩ミツハツ彡⊃ 鰤コス! 鰤コス! ⊂三ミ( `Д´)彡三彡三⊃ 鰤コス! 鰤コス! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ 鰤コス! 鰤コス! ⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ 鰤コス! 鰤コス! (ノ ∪ 川 ∪ミ) 鰤コス! 鰤コス! ∪ 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 鰤コス! 874 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/06(土) 12 05 32 るぅちゃまのパンツに素面で氷突っ込んでホント御免なさい。 反省は微塵もしてません。(´・ω・) 875 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/06(土) 12 25 32 4ョタ! 876 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/06(土) 14 50 52 しょたさんマダー? 877 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/06(土) 14 53 42 ちゃっかりシュウトたんwww ショター(・∀・) 878 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/06(土) 15 42 45 (´・ω・) 超・蝶・腸GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! 64 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/12(金) 16 03 59 俺もるぅちゃま見て鰤練習してみたけど・・・ むずすぎ!!!コンボ一つ取ってみても状況判断がむずい・・・。 空中制御も全然だし敷居高いなぁ 65 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/12(金) 16 38 55 64 鰤のコンボを安定させたいなら、とりあえず練習以前に心からショタになりきることが必要だと思うんだ。 とは言っても難しいから始めに形から。 説明書の鰤を小一時間眺める ↓ 鰤がだんだん男の子に見えてくる ↓ ムラムラしてきて鰤本をあさりだす(ここでスターシップ青が勝手に安定してくる ↓ 自己嫌悪 ↓ 開き直る ↓ 練習していても鰤のことが気になって仕方なくなる(跳ねダッシュ安定してくる ↓ 鰤を愛してしまう ↓ 近くの小学生に鰤コスをさせるようになる(るぅスレ見てからショタが安定してくる ↓ るぅぅぅん!るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん! ←るぅちゃまは今ココ チャート書いてみてわかった、確かに敷居高いわこれ。 149 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/14(日) 12 40 57 __,,..,,,,_ ./ ・ω・ヽ るぅは・・・・・ l l ` ー---‐´ __,,..,,,,_ ./ ・ω・ヽ l l ショタ ショタ!! ` ー---‐´ 川 (*1) 224 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/16(火) 12 18 47 るぅ…れっと るぅ…む るぅ…ちん るぅ…はしょた 295 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/18(木) 11 29 15 るぅちゃまがー つかまれてー るぅちゃまがー 画面端ー パンツに氷ー まだ入るぅ は真人間だと思いたいがショタなのは揺るがない事実 409 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 13 17 54 るぅはし 410 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 13 20 57 ょく品売り場で見つけたし 411 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 13 28 33 みが気になるるぅはし 412 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 15 08 06 まうまにのりながらるぅはし 413 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 15 12 08 ょく品売り場を徘徊するるぅはし 414 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 15 17 27 にもの狂いでエロゲーを探しているぅはし 415 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 16 11 43 らず知らずの内にショタの国に迷い込んでいたるぅはし 416 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 16 20 47 もネタを恥じらいながら言うるぅはし 417 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 16 28 09 ちんこ 418 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 16 41 51 るぅちゃまカワイソス(´・ω・`) 419 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/21(日) 17 21 21 るぅは四ちんこ 新しい定説です 431 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 09 23 00 いま国語表現の試験でわからんとこ一ヶ所あったからるぅはショタって書いといた。 432 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 10 21 05 無記名アンケートの自由質問欄に、るぅはショタ?と書きました 433 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 11 18 56 説明会でのアンケートで自由記入欄にるぅはショタって書いて来ますね 434 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 14 48 01 QMAのタイピング問題でわからないのは全部るぅはしょたって書いた 435 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 14 49 53 いま課題のプログラムの中にルゥはしょたって入れといた 436 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 17 24 57 日記更新してたし、そろそろ来るかな? 437 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/22(月) 17 47 26 ねぇ どうしてすごくすごく好きなこと ただ 伝えたいだけなのに ルゥルゥルゥルルゥ は ショタ と言えないんだろう… 484 名前: 名無しさん 投稿日: 2006/05/24(水) 07 11 34 るぅが出てきた るぅはショタ(覚醒)になった るぅは男の子を召喚した るぅは男の子を○○し始めた 今のうちに逃げろ!!!ガッされる前に!にげるんだぁぁぁぁぁぁぁ
https://w.atwiki.jp/shotaaa/
ショタキャラ、女装キャラを個人的にまとめるwiki 作成者:赤猫 近況:ショタキャラの方は終わりが見えなくて分類が出来なくなってきた^q^ まとめサイト作成支援ツール バグ・不具合を見つけたら? 要望がある場合は? お手数ですが、メールでお問い合わせください。
https://w.atwiki.jp/animanfuyuki/pages/2.html
メニュー スレまとめ マナー教室 あにまん冬木ss・ファンアート置き場 あにまんスレのゆるゆる雑談・ゆるゆる妄想(クロスは別ページ) 雑談&相談 トップページ プラグイン紹介 メニュー 右メニュー カウンター あにまん冬木最終更新日時0000-00-00 00 00 00 今開いてるページの今日のアクセス数 - 今開いてるページの昨日のアクセス数 - あにまん冬木のいままでのアクセス数 - リンク @wiki @wikiご利用ガイド ここを編集